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2012/1/6

企業情報 - 部品メーカー

独マン・ウント・フンメル、米国に新工場を建設

この記事の要約

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメルは12月22日、米テネシー州のダンラップに新工場を建設すると発表した。2013年末までに従業員約150人を雇用する予定。1,500万米ドルを投資する。米国ではこのほか […]

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメルは12月22日、米テネシー州のダンラップに新工場を建設すると発表した。2013年末までに従業員約150人を雇用する予定。1,500万米ドルを投資する。米国ではこのほか、ミシガン州にある物流センターを拡張し、自動車部品の新たな生産・組み立て設備を導入した。同社は新工場の建設などにより、北米自由貿易協定(NAFTA)圏と南米市場の顧客の需要拡大に対応するとともに、売上高を2018年までに34億ユーロに拡大する目標の達成を目指す。

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目標とする34億ユーロのうち、北米自由貿易協定(NAFTA)圏と南米市場は約25%を占める見通し。2010年は売上高の約10%を南米で、約12%をNAFTA圏が占めていた。同社のアルフレッド・ヴェーバー社長は新工場の建設について、「当社にとってNAFTAと南米は重要な市場」と説明している。

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同社によると、米国自動車市場は回復基調にある。特に商用車市場が好調で、乗用車の生産も2011年に約10%増加したという。燃料価格が上昇するなか、燃費の良いドイツメーカーのモデルの販売は伸びており、産業機器の販売も大幅に成長している。

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同社は現在、ミシガン州のポーティジとブルームフィールドフィルズ、ノースキャロライナ州のファイエットビルに拠点を持つ。米国の従業員約400人のうち375人がミシガンにいる。米国では電気自動車用の樹脂製バッテリーフレームやインテークマニホールド、空気浄化システム、乗用車、商用車、産業向けの液体用タンクを製造している。また、自動車・産業用の空気・オイル・燃料用フィルター部品も販売している。

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