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2012/1/13

一般・技術・その他 (旧)

英交通省、事故調査に3Dスキャナー導入

この記事の要約

英交通省(DfT)はこのほど、高速道路における衝突事故の調査を迅速化するため、270万ポンドの予算を投じて全国27の警察署に計37台の3Dレーザースキャナーを導入した。3Dスキャナーは事故現場を即座に3Dイメージで記録す […]

英交通省(DfT)はこのほど、高速道路における衝突事故の調査を迅速化するため、270万ポンドの予算を投じて全国27の警察署に計37台の3Dレーザースキャナーを導入した。3Dスキャナーは事故現場を即座に3Dイメージで記録することができるため事故調査を迅速・効率的に行うことができ、復旧作業などにかかる時間も短縮される。

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ペニング道路相は、「交通事故による通行止めが原因で発生する交通渋滞の経済的損失は10億ポンドに上る」と指摘。復旧作業を可能な限り迅速に行うため、3Dスキャナーの投入を決めたと説明した。

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英国では2010年に高速道路で事故による完全閉鎖または一部通行止めが1万8,000回発生、通行止めの時間はトータルで2万時間に達した。ペニング道路相によると、3Dスキャナーの投入で、復旧作業の時間を平均で39分短縮できるという。

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