スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが1日発表した2011年10-12月期連結決算は、売上高が前年同期比7％増の20億4,500万米ドルとなった。一方、営業利益は研究開発費用の増加が圧迫要因となり、前年同期から0.8％減の2億2,400万ドルと小幅に減少した。
\10-12月期の売上高を地域別で見ると、主力の欧州が前年同期比1％減の7億1,700万ドルに後退したものの、南北アメリカが14％増の6億2,800万ドル、中国が12％増の2億7,600万ドル、日本が5％増の2億1,800万ドル、その他のアジア地域は15％増の2億600万ドルと好調だった。製品別では、エアバッグ（ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む）が6％増の13億3,600万ドル、シートベルト（シートサブシステムを含む）が6％増の6億6,400万ドル、アクティブ・セーフティ（レーダー、モノビジョン、ナイトビジョンシステムなど）が74％増の4,500万ドルにそれぞれ拡大した。
\11年通期の売上高は前期比15％増の83億3,200万ドル、営業利益は2％増の8億8,900万ドルだった。地域別売上高は、欧州が12％増の31億200万ドル、南北アメリカが17％増の25億5,900万ドル、中国が21％増の9億8,200万ドル、日本が4％減の7億5,800万ドル、その他のアジア地域は35％増の8億3,100万ドルに拡大した。製品別では、エアバッグが14％増の53億9,300万ドル、シートベルトが13％増の26億7,900万ドル、アクティブ・セーフティが89％増の1億6,000万ドルだった。
\12年の見通しについてオートリブは、1-3月期は前年同期比5％の増収、通期では前期比7％の増収が見込めるとしている。
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