トラクターなどの農業機械と農家のパソコンを無線でつなぐデータ通信技術を開発するプロジェクト「アイグリーン(iGreen)」が進められている。農業機械メーカーによってばらばらの通信規格を標準化し、メーカーやモデルが異なっても相互にデータをやり取りできるようにするとともに、移動通信のサービス圏外にある農地でもデータ通信ができるようにことがプロジェクトの目的。
\13日にカイザースラウテルンで開催された中間報告会では、「機械コネクター」と名付けられたソリューションが披露された。これはスマートフォンを介して異なるメーカーの機械とのデータ通信を可能にするもので、高速データ通信サービスが利用できる圏内に入ったら農家のパソコンなどにデータを効率的に伝送することができる。
\アイグリーンプロジェクトは農業機械メーカーのクラース、グリンメ、ジョンディア、クローネや独人工知能研究所(DFKI)などが進める産学協同プロジェクトで、今年12月まで実施される。
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