ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した同国の2012年3月の乗用車新車登録は33万9,123台となり、前年同月に比べ3.4%増加した。1~3月の累計でも前年同期比1.3%増の77万3,636台と前年実績を上回った。
\1~3月の登録台数のうち、個人による登録は全体の38.4%、燃料別では、ディーゼルが47.9%のシェアを占めた。また、ハイブリッド車は4,020台(市場シェア:0.5%)、電気自動車は694台(同:0.09%)、ガス燃料車は3,066台(同:0.4%)だった。
\1~3月のブランド別の登録台数を見ると、ドイツメーカーは最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同期比3.8%増の17万2,863台となり、市場シェアで22.3%を確保した。このほか、メルセデス・ベンツは5.7%増、アウディは4.1%増、BMWも2.0%増、ポルシェは33.8%増となるなど国内メーカーが堅調な伸びを示した。
\国外ブランドでは、ルノー/ダチアが前年同期比5.8%減の3万8,363台に落ち込んだものの首位となり、市場シェアで5.0%を確保した。2位はシュコダで1.4%減の3万5,718台、3位は現代自動車で20.8%増の2万6,137台だった。韓国メーカーは、起亜も67.6%増の1万3,428台と販売を大きく伸ばしている。
\日本勢は、スバルが10.0%増の2,681台としたものの、その他はトヨタ/レクサスが0.5%減の2万2,955台、日産/インフィニティが4.5%減の1万9,378台となるなど、いずれも前年実績を下回った。
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