ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が9日発表した2012年3月の国内新車販売台数(乗用車・小型商用車)は25万2,816台となり、前年同月に比べ13%増加した。1~3月の累計は前年同期比19%増の61万4,273台となった。AEB自動車製造業者委員会(AMC)のデビッド・トーマス会長は3月の登録実績について、1、2月の増加率には及ばないが息の長い成長が続いている、と説明。AEBは通期予想を従来の280万台に据え置いた。
\1~3月の累計をブランド別に見ると、首位は国内自動車最大手アフトワズのラーダで前年同期比15%減の10万9,388台。2位の日産が52%増の4万2,117台、3位の現代自動車も50%増の4万1,174台と大きく伸びた。
\1~3月のモデル別登録台数は、ラーダ「カリーナ」が前年同期比11%減ながらも2万7,820台で首位を維持。2位もラーダで「プリオラ」の2万7,433台(3%減)だった。3位は現代の「ソラリス」で166%増の2万7,072台、4位はフォード「フォーカス」で28%増の1万9,597台、5位は起亜の「ニューリオ」で102%増の1万8,315台となっている。トップ10はすべてロシアで現地生産しているモデルだった。
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