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2012/4/13

企業情報 - 部品メーカー

独ゲトラグ、上場を視野に

この記事の要約

自動車用変速機大手の独ゲトラグ(ウンターグルッペンバッハ)が株式公開(IPO)を視野に入れている。同社のミヒル・コテチャ最高経営責任者(CEO)が10日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に明らかにしたも […]

自動車用変速機大手の独ゲトラグ(ウンターグルッペンバッハ)が株式公開(IPO)を視野に入れている。同社のミヒル・コテチャ最高経営責任者(CEO)が10日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に明らかにしたもので、国際事業の強化に向けて市場から資金を調達するのが目的。株式市場や金融市場の動向を見極めたうえで来年以降に具体的な検討に入りたいとしている。

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ゲトラグは1935年創業の同族企業。同社によると、変速機の世界市場でVW、ゼネラルモーターズ、アイシン、ジェトコに次ぐシェア5位を誇る。2010年の売上高は25億8,100万ユーロだった。最大の顧客はフォードで、BMW、ルノー、ボルボ、フェラーリなどにも製品を供給している。また、ダイムラーの一部のモデルでも同社の製品が採用されている。

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同社は2016年までに売上高を40億ユーロに引き上げる目標を掲げており、中国や南米など今後高い成長が見込める市場での事業強化が不可欠となる。コテチャCEOはIPOによって資金を調達することで目標を達成したいとしている。

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