自動車部品大手の独マーレが20日発表した2011年通期決算の経常利益は3億5,100万ユーロとなり、前年から39.3％増えた。東日本大震災、タイの洪水によって現地の8工場が生産縮小を余儀なくされたが、世界的な自動車需要の拡大に支えられて増益を確保した。売上高は14.1％増の60億ユーロで過去最高を記録。最終利益で2億3,100万ユーロ（30.5％増）を確保した。
\地域別売上高は、欧州が29億8,000万ユーロ（18.8％増）、南北アメリカが18億5,200万ユーロ（10.8％増）、アジア・太平洋が11億7,000万ユーロ（8.2％増）だった。
\製品別売上高では、エンジンシステム／コンポーネント部品が26億9,900万ユーロ（13.5％増）、フィルターが17億ユーロ（11.7％増）、アフターマーケット部品が7億6,700万ユーロ（5.2％増）、産業部品が4億6,300万ユーロ（38.6％増）などとなった。
\12月末の従業員数は4万8,818人で、前年から1,361人の純増となった。設備投資は3億1,900万ユーロと、前年から1億2,000万ユーロ拡大した。
\
