ドイツの製造大手10社がこのほど、工業製品に必要な原料の安定供給を確保するため、共同で有限会社ローシュトフアリアンツ（Rohstoffallianz GmbH）を設立した。市場分析や共同調達、資金調達のためのファンド設立などで協力する。
\コークス用炭、鉱石、黒煙、タングステン、レアアース（希土類）など自動車部品やタービンなどの製造に必要な原料は、中国の輸出規制などを背景に調達不安が生じている。
\ドイツ政府がこのような問題に対応するため、カザフスタンやモンゴルとの協力関係を構築する一方で、産業界も協力し、採掘プロジェクトへの資本参加や共同購入などで協力していく方針だ。
\参加企業は欧州航空機大手のエアバス、独化学大手のBASF、エボニック、ワッカー・ケミー、製薬・化学大手のバイエル、自動車部品大手のボッシュなど。メディア報道によると、独自動車大手のダイムラーとBMWも今後新会社に参加する予定という。
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