欧州自動車工業会（ACEA）が5月30日発表した欧州連合（EU）の2012年4月の商用車新車登録は、前年同月比11.9％減の13万8,630台に後退した。主要国がいずれも前年の水準を下回った。フランスが1.2％減、ドイツが1.6％減と小幅の減少にとどまった一方、英国は13.3％減、スペインは28.9％減、イタリアは38.6％減といずれも2ケタのマイナスとなった。1～4月の累計でも58万9,987台にとどまり、前年同期に比べ10.1％減少した。
\4月単月のカテゴリー別では、3.5トン以下の小型商用車の落ち込みが最も大きく、全体で13.3％減の11万573台に低迷した。主要5カ国ですべてマイナスとなった。
\3.5トン超の中・大型トラックは、6.9％減の2万5,447台。16トン以上の大型トラックに限定すると、7.0％減の1万8,930台となっている。英国は両カテゴリーで2ケタ増、ドイツも横ばいおよび1ケタ増を確保した一方、フランスは5.8％減および6.8％減、スペインはいずれも13％強の減少、イタリアは40％以上の落ち込みとなった。
\バスは、カテゴリー別では唯一、前年実績を上回った。全体では0.6％増の2,610台を確保。国別では、英国が13.3％増の674台と大幅に伸び、けん引役となった。
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