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2012/6/15

企業情報 - 部品メーカー

BASFのPA樹脂素材、トラックエンジンに採用

この記事の要約

独化学大手BASFは8日、同社のポリアミド(PA)成形材料「Ultramid(ウルトラミッド)A3W2G6」が、トラックエンジンの給気ダクトに初めて採用されたと発表した。給気ダクトは独自動車部品メーカーのエルリングクリン […]

独化学大手BASFは8日、同社のポリアミド(PA)成形材料「Ultramid(ウルトラミッド)A3W2G6」が、トラックエンジンの給気ダクトに初めて採用されたと発表した。給気ダクトは独自動車部品メーカーのエルリングクリンガーが生産を手がけ、米デトロイトディーゼルの大型商用車用ディーゼルエンジン「DD13」と「DD15」に搭載される。

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ウルトラミッドは高い熱安定性、機械強度、耐衝撃性により自動車分野ではエンジン・駆動系、内装から外装の幅広い部品に採用される成形材料。BASFによると、ウルトラミッドを使用した給気ダクトは従来のアルミ製のものと比べ重量を50%も軽量化することに成功した。また、新グレードであるA3W2G6は従来の樹脂成形材料と比較して耐熱安定性に優れており、大型商用車エンジンでの過酷な使用環境にも十分に耐える性能を持っているという。

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燃費向上を目的とした軽量化ニーズは乗用車と同様、トラックでも一段と高まっている。BASFではこうした市場のニーズに対応するため、金属の代替材料として耐熱安定性や流動性に優れたPAの用途拡大を推進。軽量化やダウンサイジングを実現する自動車部品の樹脂化を後押している。

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