ドイツのフラウンホーファー材料・ビーム技術研究所(IWS)を中心とする研究チームはこのほど、硫黄を用いた正極材(カソード)を開発した。アルミニウムやニッケルなどの金属基板にカーボンナノチューブを縦に並べ、硫黄を浸透させたもので、容量は硫黄1グラム当たり最大1300mAh。複合材料ベースでは1グラム当たり900mAhと大きいのが特徴という。ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が約95万6,000ユーロを支援するプロジェクト「AlkaSuSi」(2014年4月まで)では、IWSのほか、フラウンホーファー化学技術研究所(ICT)とキール大学も協力し、正極材に硫黄を用いたリチウム硫黄電池を研究している。負極材(アノード)にはシリコンナノワイヤを使い、エネルギー密度が400Wh/kgとなるバッテリーセルを開発する計画。
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2012/6/15
欧州自動車短信
独フラウンホーファー研究所(IWS)、硫黄を用いた正極材を開発
この記事の要約
ドイツのフラウンホーファー材料・ビーム技術研究所(IWS)を中心とする研究チームはこのほど、硫黄を用いた正極材(カソード)を開発した。アルミニウムやニッケルなどの金属基板にカーボンナノチューブを縦に並べ、硫黄を浸透させた […]
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