伊自動車部品大手ソゲフィ(Sogefi)は4日、インド西部マハラシュトラ州プネ近郊にサスペンション部品の新工場を開設し、バンガロールにあるフィルターシステム工場の規模を倍に拡大したと発表した。新興国事業を強化する戦略の一環で、向こう5年間でグループ売上に占めるインドの割合を現在の1.2%から5%に引き上げることを目指す。
\サスペンション部品工場はプネ近郊チャカンにあり、サスペンションシステムの主要部品であるスタビライザーバーとトーションバーを生産する。製品の供給先は当面タタ、マヒンドラ、フィアット、ピアッジオの4社だが、将来的にはゼネラルモーターズ(GM)、ルノー・日産、フォードへの供給も視野に入れている。
\ソゲフィは2008年にインドに進出した。プネ工場の開設によって、ソゲフィのインドでの生産拠点は3カ所となり、従業員数は500人となった。同社はグルガオンでエンジン空冷システムを生産している。
\インドは11年に390万台の自動車を生産し、世界6位の自動車生産国となった。
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