スウェーデン自動車大手のボルボ・カー・コーポレーションは、小型車の開発を検討している。BMW傘下の超小型車ブランドMINIやアウディ「A1」に対抗するようなモデルを想定している。同社のステファン・ジャコビー最高経営責任者(CEO)がこのほど、業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ(ANE)』のインタビューで明らかにした。
\同CEOは小型車の開発について、コスト負担を抑えるための提携先のほか、小型エンジンが必要になる、と説明し、恐らく親会社である中国の浙江吉利控股集団(Geely)と協力することになる、との見解を示した。また、高級車の顧客は、車のサイズやシリンダー数をもはや重視しておらず、新たな価値観が生まれている、と述べ、小型車の高級モデルにも需要があるとの考えを示した。
\ANE紙によると、ボルボのラインアップで最も小さいモデルは、コンパクトサイズの「V40」で、同モデルはアウディ「A3」やBMW「1シリーズ」と競合している。また、ジャコビーCEOは、「V40 」の新モデルを今年に入り市場投入したばかりであるため、同モデルを下回る新モデルの発売は急いでいない、とも付け加えた。
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