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2012/8/31

一般・技術・その他 (旧)

英国初の燃料電池機関車、バーミンガム大学が開発

この記事の要約

英国で初の水素を使って走る燃料電池機関車がこのほど、バーミンガム大学工学部の研究チームによって開発された。\ この狭軌機関車は、燃料電池と鉛蓄電池を組み合わせたハイブリッドタイプ。水素タンクは同大学が開発した燃料電池ボー […]

英国で初の水素を使って走る燃料電池機関車がこのほど、バーミンガム大学工学部の研究チームによって開発された。

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この狭軌機関車は、燃料電池と鉛蓄電池を組み合わせたハイブリッドタイプ。水素タンクは同大学が開発した燃料電池ボート「ロス・バーロウ号」に搭載されている水素貯蔵ユニットを活用しており、5,000リットルの水素を5バールという低圧力で貯蔵。400キログラムの貨物を積んで2,700キロメートルを走行することができる。水素タンクを追加すれば、さらに航続距離を延長することが可能だ。

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この燃料電池機関車は、機械工学研究所が主催したコンペティションの一環として、レスターシャーにあるステープルフォード・ミニチュア鉄道で試験走行を行った。バーミンガム大学の工学部電子・電気・コンピュータ工学科のヒルマンセン博士は、「私たちが開発した燃料電池機関車は、非電化区間を走る未来の電車に水素燃料が役立つことをクリーンかつ効率的に示している。私たちの努力をきっかけに、鉄道会社がこのエキサイティングなテクノロジーに関心を寄せてくれることを期待している」と語った。

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