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2012/8/31

一般・技術・その他 (旧)

ボッシュ・レックスロス、全駆トラック向けの技術開発

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュの駆動部品・制御装置部門であるボッシュ・レックスロスは20日、全輪駆動トラックのエネルギー効率を改善する新たな駆動システムを開発したと発表した。「油圧けん引アシスタント(Hydraulic Tr […]

独自動車部品大手のボッシュの駆動部品・制御装置部門であるボッシュ・レックスロスは20日、全輪駆動トラックのエネルギー効率を改善する新たな駆動システムを開発したと発表した。「油圧けん引アシスタント(Hydraulic Traction Assistant=HTA)」と名付けられた新システムは、油圧制御のインホイールハブモーターが必要に応じてそれぞれの車軸のけん引力を引き上げるもので、従来式の全駆システムに比べ400キログラムの軽量化を実現。低燃費とけん引力・走破性の向上が図れたとしている。

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HTAは車軸に組み込まれたラジアルピストン油圧モーター、アキシャルピストンポンプ、バルブブロック、電子制御装置、オイル冷却装置、油圧タンクなどで構成される。通常の道路走行時にはニュートラルモードとなっており、摩擦によるエネルギー消費を最小限に抑える一方、非舗装道路や土木工事現場などの悪路を走行時には、トグルスイッチを入れてシステムを起動させる。走行状態に応じてアシストモードを選択することができ、「けん引モード」ではホイール当たり出力50kW、トルクを6,000Nmまでパワーアップできる。「クリープ速度モード」では機動性を向上させ、低速でも安定して走行できるようになる。

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