独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はスポーツ多目的車(SUV)のラインアップを拡充することを検討している。「ティグアン」より大型および小型の2モデルを発売する方向という。15日付けの独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
\同計画は、VWのウルリッヒ・ハッケンベルク開発担当取締役がこのほどシチリア島で催された新型「ゴルフ」のイベントに出席した際に明にしたもので、市場投入は2~3年後になるとの見通しを示している。
\大型モデルは米国市場向けで、7シートの大型SUVはミニバンに替わるモデルとして同国で需要があるという。米テネシー州のチャタヌーガ工場で生産している「パサート」をベースにし、同工場で生産することを検討している。
\小型モデルは欧州市場で高い需要があり、オペル「モッカ」や日産「ジューク」と競合するようなモデルを想定している。
\『オートモビルボッヘ』紙がVW筋から得た情報によると、米国市場向けモデルは来年1月のデトロイトモーターショーでデザイン試作車を出展する可能性もあるという。
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