米自動車大手のゼネラルモーターズ(GM)は独子会社オペルを提携先の仏PSAプジョー・シトロエン(PSA)と合併させることを検討しているもようだ。仏地経済紙『ラ・トリビューン』が報じた。また、経済紙『フィナンシャルタイムズ(ドイツ版=FTD)』によると、GMは燃料電池車の開発拠点をドイツのマインツ・カステルから米国に移管することも検討しているという。
\GMはオペルの赤字経営の解消が長年の課題となっている。欧州市場への依存度が高いPSAも欧州自動車市場の販売低迷が打撃となり経営が悪化している。メディア報道によると、10月末にもPSAとGMによる作業グループが合弁の具体的な方法などについて報告する見通し。両社の合併では、欧州市場で2位の販売規模を誇るPSAとオペルとのバランスを取るため、GMがPSAに何らかの調整措置を取るとの見方が出ている。
\GMとPSAは今年2月、資本関係も含む長期的な包括提携を発表。GMはPSAに7%を出資した。
\