独自動車部品大手のロバート・ボッシュとマーレが2008年に設立したターボチャージャーの合弁会社ボッシュ・マーレ・ターボ・システムズ(BMTS)は、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の新型2.0リットルTDIエンジンにターボチャージャーを供給する。同エンジンはVWが新たに導入したモジュール構造のディーゼルエンジンで、幅広いモデルに採用される予定。15日付けの独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
\同紙によると、BMTSは現在、7社を顧客に持つという。2015年の生産規模は200万ユニットを超える見通し。ただし、同規模は、マーレのハインツ・ユンカー社長が同合弁会社の設立当時に想定した規模を100万ユニット下回るという。
\ターボチャージャーはエンジンのダウンサイズ化が進む中、重要性が増えているが、独自動車部品大手のコンチネンタルも同事業に進出している。米国のハネウェルやボルグワーナー、三菱重工などの大手競合もいる。また、独自動車大手のダイムラーは、日本のアイ・エイチ・アイ(IHI)グループと協力し、イタリアとドイツでターボチャージャーを生産している。
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