フィンランドのタイヤ大手ノキアン・タイヤズは16日、2012年7-9月期の売上高が3億6,500万ユーロ、営業利益が8,500万ユーロとなったようだと発表した。市場予想は売上高が3億8,200万ユーロ、営業利益が1億500万ユーロだった。業績が予想を下回ったことを受け、16日に同社の株価は13%の大幅下落となった。
\ノキアン・タイヤズは声明で、「欧州市場でのタイヤ価格の下落と需要の低迷により、12年7-9月期および下期の業績は、前年同期を下回るだろう」と述べた。ただ、12年通期では増収増益を達成できるとの見通しは維持するとした。
\ゴールドマン・サックスのまとめによると、12年の欧州の市販用タイヤ販売は前年から5.9%減少するが、13年は回復に転じ6%増となる見通し。なお、9月の欧州の乗用車販売は前年同月から11%減と、10年10月以来の減少幅を記録した。
\ノキアン・タイヤズは30日に12年7-9月期決算を発表する。
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