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2012/11/16

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、全自動タイヤテスト施設を稼働

この記事の要約

独タイヤ大手のコンティネンタルはこのほど、ドイツのハノーバー近郊にあるタイヤ試験場「コンティドローム(Contidrom)」に新たに導入した全自動タイヤテスト設備AIBA(Automated Indoor Braking […]

独タイヤ大手のコンティネンタルはこのほど、ドイツのハノーバー近郊にあるタイヤ試験場「コンティドローム(Contidrom)」に新たに導入した全自動タイヤテスト設備AIBA(Automated Indoor Braking Analyzer)を公開した。テストドライバーを必要とせず、走行環境も設定できるため、季節に左右されず一定の条件下でタイヤを試験することができる。

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新たな試験施設は全長300メートル(幅30メートル)と、サッカーフィールドの2.5倍の長さがある。最大で5つの走行レーンを設定でき、最高時速120キロメールの走行が可能。年間に約10万回のブレーキテストを実施できる能力を持つという。

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新たな試験施設は、タイヤ製品が多様化し、試験回数が増えたことに対応して建設された。同社では、夏用・冬用タイヤのほか、スポーツ多目的車やバンなど車両のタイプや車両の投入地域、使用条件などによって異なるさまざまなタイヤをテストしている。これに、自動車メーカーから依頼される新車用タイヤのテストも加わるという。また、これまでは屋外でテストドライバーが運転していたため、ブレーキをかけるタイミングや力の入れ具合、温度などの条件がテスト毎に若干異なり、試験結果に一定のばらつきが出る問題があった。新施設は屋内であるため、走行環境を自由に設定し、繰り返し同じ条件で試験することができる。走行レーンを交換して、乾いた状態と濡れた状態の両方で同時にテストすることもできる。

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