スペイン市場の新車販売は1990年代の好景気に大幅に拡大し、2005年に最高を記録した。その後、2007年までほぼ横ばいに推移。2008年以降は減少傾向にある。2011年の新車登録は2005年と比べると半分以下に落ち込んでいる。
\2008年以降、乗用車の需要が縮小している背景には、景気後退、付加価値税の引き上げ(2%パーセントポイント増の18%に引き上げられた)、失業率の上昇(特に若年層で失業率が高い)などがある。
\ドイツ貿易・投資振興機関のまとめによると、同国の国内総生産(GDP)は、2012年に1.7%減、2013年も2.1%減に落ち込むと見られており、乗用車の需要は低調に推移すると見られている。
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