スウェーデンのボルボ・カー・コーポレーションは19日、ミドルサイズのスポーツワゴン「V60」をベースに開発したプライグイン・ハイブリッド車(PHV)「V60プラグイン・ハイブリッド」を増産すると発表した。同車は初回生産分である2013年モデルの1,000台が完売しており、続く14年モデルは4,000~6,000台を生産する計画だ。
\V60プラグイン・ハイブリッドは世界初のディーゼル・プラグインハイブリッドで、走行モードを電気で走る「ピュア」、エンジンも使用しながら走る「ハイブリッド」、力強い走りが可能な「パワー」の3つから選択できる。ハイブリッドモードの燃費は1.8リットル/100キロメートル、二酸化炭素(CO2)排出量は48グラム/キロメートルと優れた環境性能を誇り、ピュアモードでは最長50キロメートルの走行が可能だ。
\ボルボ・カー・コーポレーションのメルテンス研究開発担当上級副社長は、「V60プラグイン・ハイブリッドはユニークな車であり、ボルボだけでなく、自動車産業全体にとって歴史的なステップだ。初回生産分の1,000台は予約段階で完売し、来年分の受注もすでにいっぱいだ」とコメントした。
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