独自動車大手のダイムラーは4日、独産業用ロボット大手のクーカ（KUKA）と戦略提携したと発表した。生産工程における人間とロボットの連携に関する研究開発で協力する。組み立てやねじ締めなどの作業に軽量ロボットを投入し、作業員の負担軽減や効率改善、品質向上を目指す。
\両社はドイツ航空宇宙研究センター（DLR）が開発した軽量ロボットを活用する。具体的には、車両の天井部分のねじ締めなど無理な姿勢の作業のサポートや、精密さが求められる作業へのロボット投入、さらに直観的に簡単に操作できるシステムの開発などに取り組む。
\両社は2009年にすでにドイツのウンタートュルクハイムにあるメルセデス・ベンツ工場でパイロットプロジェクトを実施した経験を持つ。同プロジェクトでは、後車軸・変速機の組み立てにロボットのサポートを導入。これまでに50万基以上を組み立てた。
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