現代自動車は欧州の契約ディーラーを大幅に刷新する計画だ。2010~2014年で25~30％のディーラーが入れ替わることになるという。同社欧州法人のアラン・ラッシュフォース最高執行責任者（COO）がこのほどdpa-AFX通信に明らかにした。
\ディーラーの大幅な入れ替えは、内部調査を実施した結果、いくつかのモデルでディーラーに対する顧客満足度が低いことが明らかになったためという。ラッシュフォースCOOは同措置について、「顧客が他のブランドよりも手厚いサービスを受けていると感じることができなければ、顧客を引き留めることはできない」と説明する。また、いくつかのディーラーは規模が小さすぎて現代自の成長に対応できていない状況にあるという。
\同COOによると、現代自では競合ブランドから乗り換える顧客が全体の70％を占めており、特に、オペル、フォード、フォルクスワーゲン（VW）、ルノーを乗っていた顧客が多いという。
\ラッシュフォースCOOはこのほか、今後の見通しについて、西欧市場の需要低迷を受けて、現代自の欧州市場における2013年のシェアは3.4％にとどまり、2015年までに5％の目標を達成するのは困難であるとの見通しも明らかにした。
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