ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が10日発表した2012年11月の国内新車販売(乗用車・小型商用車)は前年同月に比べ930台増の24万322台となり、ほぼ前年並みにとどまった。1~11月の累計は前年同期比12%増の268万1,985台となっている。
\AEB自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は11月の販売実績について、「2年以上続いていた成長が止まり、前年並みになった。全国のディーラーの現状をみると、今後数カ月以内に急速に増加に転じる兆しは見えない」と述べ、予想以上に早く需要減退の影響が販売実績に出てくる、との見解を示した。ただし、通期の販売台数は290万台を上回る見通しとした。
\11月の登録台数をメーカー・ブランド別に見ると、国内自動車最大手アフトワズのラーダは前年同月比7%増の4万5,017台。2位のルノーは17%増の1万7,177台、3位のシボレーは10%増の1万6,509台となっている。
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