独ダイムラーは12月27日、2012年1‐11月期の商用車6ブランド(メルセデスベンツ、ふそう、フレイトライナー、ウェスタン・スター、トーマス・ビルト・バス、バーラト・ベンツ)の世界販売台が42万4,000台となり、前年同期から14%増加したと発表した。世界のトラック市場が冷え込むなか、11カ月で前年通期の実績(42万6,000台)をほぼ達成した。
\地域別では、アジアと北米が好調だった。NAFTA地域の1‐11月期の販売台数は12万9,000台(21%増)、アジアも16万2,000台(30%増)に拡大した。ふそうは本国の日本市場が好調で、35%増の3万2,000台を販売した。一方、ブラジルでは11年初めに導入された新たな排ガス規制(ユーロ5)の影響で需要が大きく後退し、販売台数は31%減の2万8,000台にとどまった。
\欧州ではユーロ圏の債務危機の影響で需要が冷え込んだものの、新型「アクトロス」などの市場投入により、メルセデスベンツブランドは3%増の7万6,000台を確保した。また、トルコでも2%増の1万4,900台を販売した。
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