独高級車メーカーのBMWは、第4世代移動通信規格(LTE)に対応する車載インターネットルーター「カー・ホットスポット・LTE」を投入した。LTEに対応する高速モバイル通信を採用した自動車メーカーは同社が初めてという。
\BMWが導入するWi-Fiルーターでは、スマートフォンやノートパソコンなどモバイルデジタル端末を同時に最大8台接続できる。ルーターを作動するためにはLTE対応のSIMカード(ICチップ)が必要となり、ドライバーが用意する。
\ルーターとモバイル端末を接続するには、初回のアクセス時に8けたのコード番号を入力する。端末が近距離無線通信(NFC)方式に対応している場合はもっと簡単で、端末をルーターにかざすだけで接続できる。また、ルーターにはバッテリーが付いているため、取り外して車外でも1時間ほど利用できる。
\ルーターはLTEのサービス圏外では自動的に3GやEDGE通信網に切り替わる。独ネットワーク庁(BNetzA)によると、LTE通信網が全国に整備されるのは2014年末となる見通し。
\