ドイツポストは7日、乗用車を広告媒体として活用する屋外広告(アウト・オブ・ホーム)のパイロットプロジェクトをケルン市内で実施すると発表した。マイカーを保有する市民を募集。まず200台にラッピング広告を掲載して広告効果などを検証する。プロジェクトは3月から実施する予定。
\今回のラッピング広告プロジェクトにはドイツポストとガソリンスタンド大手アラル、ナビゲーション機器大手ガーミンが参加する。ドイツポストはスポンサー企業(広告主)と広告掲載を希望するドライバーを仲介するとともに、大きさやデザインが異なる自動車でも違和感なく掲載できる広告のデザインからラッピング作業までを一手に引き受ける。また、広告を掲載したクルマの移動データをGPSによってトラッキングし、広告を目にした人が何人に上るかなどの効果を測定する。
\プロジェクトに参加できるクルマは車齢5年以下で、年間の走行距離が8,000キロメートル以上。ドライバーは報酬として毎月1回、無料洗車券と70ユーロのガソリンクーポンをもらえるほか、ガーミンのカーナビも支給される。
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