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2013/1/18

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、英ASLビジョンを買収

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、車の周囲 360 度をカメラで確認できるシステムを開発している英ASLビジョンを買収すると発表した。これにより運転支援システムの開発を強化する。\ コンティネンタルは、カメラや […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、車の周囲 360 度をカメラで確認できるシステムを開発している英ASLビジョンを買収すると発表した。これにより運転支援システムの開発を強化する。

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コンティネンタルは、カメラや赤外線、レーダーなどを組み合わせた車周囲の監視システムを開発してきた。両社の技術を融合することにより、将来は駐車スペースの計測や障害物の認識、歩車道の縁石などに配慮した高度な駐車アシストシステム、車線変更・追い越しなどの複雑な運転状況に対応したアシストシステムなどを開発できるようになる。特にレーダーとカメラの組み合わせは、新たなアシスト機能の開発を可能にするほか、自動運転システムの機能向上にも寄与するという。

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ASLビジョンは英国のルイスとドイツのクローナッハに拠点を持つ。従業員数は計53人で、ソフトウエアやハードウエア、アルゴリズム、画像処理などのエンジニアを抱えている。コンティネンタルは同社の従業員をすべて引き継ぐほか、今後さらに増員することも視野にいれている。

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今後は、システム、ソフトウエア、アルゴリズムに関する開発業務をルイスに集約する。また、ドイツのウルムにあるコンティネンタルの研究開発センターに360度カメラシステムの部署を新たに設け、ハードウエア、カメラ、アプリケーションなどを開発していく。

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