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2013/1/25

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BMWとトヨタ、燃料電池システムの共同開発などで正式契約

この記事の要約

独高級車大手BMWとトヨタ自動車は24日、持続可能なモビリティーの実現に向けた長期的な戦略的協業について、「燃料電池システム」「スポーツカー」の共同開発、「軽量化技術」の共同研究開発についての正式契約を締結した。また、2 […]

独高級車大手BMWとトヨタ自動車は24日、持続可能なモビリティーの実現に向けた長期的な戦略的協業について、「燃料電池システム」「スポーツカー」の共同開発、「軽量化技術」の共同研究開発についての正式契約を締結した。また、2012年3月に正式契約した次世代リチウムイオン電池の開発に関する協力の第2フェーズとして、ポストリチウムイオン電池であるリチウム空気電池技術の共同研究を開始することでも正式契約を交わした。

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燃料電池システムについては、2020年を目標に水素タンク、モーター、バッテリーも含めた燃料電池システムの開発を目指す。また、水素供給インフラの整備や規格・標準化の策定においても協力する。

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両社は中型スポーツカーの共通プラットフォームの開発に向けてフィージビリティ・スタディを開始し2013年末までに完了する計画。スポーツカーの開発では将来も協力していく意向を示している。

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軽量化技術では、強化樹脂など先端素材を活用した車体構造の軽量化技術について協力する。研究成果はスポーツカーの共通プラットフォームの開発や両社の他の車種にも採用していく方針としている。

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リチウム空気電池は、エネルギー密度などが現行のリチウムイオン電池を大幅に上回るポストリチウムイオン電池として注目されている。

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両社は2011年12月、次世代環境車・環境技術における中長期的な協力関係の構築で覚書を交わした。トヨタの欧州統括会社であるトヨタモーターヨーロッパ(TME)が2014年から欧州市場で販売する予定のトヨタブランドの車両向けにBMWが1.6および2.0リットルのディーゼルエンジンを供給することで合意、契約したほか、2012年3月には、次世代リチウムイオン電池の開発で協力する契約を締結している。

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