独自動車大手のダイムラーはメルセデス・ベンツのコンパクトカー「Bクラス」の燃料電池車の市場投入を当初計画の2014年から2017年に先送りするもようだ。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、ダイムラーは単独の開発では競争力のある販売価格の実現が難しいことから、フォードおよびルノー・日産と協力する方向で協議しているという。ダイムラーの広報担当者が同紙の問い合わせに対し、協力に関心を持つ企業との協議が進んでいる事実を認めたと報じている。
\同紙によると、日産はメルセデス・ベンツ「Bクラス」の前輪駆動構造を採用し、水素燃料駆動システムを共有する可能性が高いという。ルノー・日産アライアンスとダイムラーは2010年4月に締結した提携関係を段階的に拡大している。
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