仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは13日、2012年通期決算で50億1,000万ユーロの最終赤字を計上したと発表した。2012年下期(7-12月)に41億3,000万ユーロの減損処理を実施したほか、欧州自動車市場の販売低迷などが影響した。
\売上高は前年比5.2%減の554億ユーロ。営業損益は5億7,600万ユーロの赤字だった。このうち、自動車部門の売上高は前年比10.3%減の382億9,900万ユーロ、営業赤字は15億400万ユーロだった。自動車部品子会社のフォルシアは売上高が7.3%増の173億6,500万ユーロ、営業損益は5億1,400万ユーロの黒字だった。
\販売台数は前年比8.8%減の282万台にとどまった。ロシア(4.9%)、中国(9.2%増)などで販売が伸びたものの、主力市場の欧州が14.8%減の175万8,000台に落ち込んだほか、ラテンアメリカも13.2%減と振るわなかった。
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