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2013/3/1

一般・技術・その他 (旧)

独ダイムラー、リアルタイムの交通情報サービス提供

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは3月5~9日に開催されるハノーバー情報通信技術見本市(CeBit)で新たな交通情報システム「メルセデス・ライフ・トラフィック」を発表する。同システムの採用により、リアルタイムの交通情報サービスを […]

独自動車大手のダイムラーは3月5~9日に開催されるハノーバー情報通信技術見本市(CeBit)で新たな交通情報システム「メルセデス・ライフ・トラフィック」を発表する。同システムの採用により、リアルタイムの交通情報サービスを提供できるようになる。2月28日付けの独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版)が報じた。

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同紙によると、ダイムラーは今夏から新型「Sクラス」に搭載するナビゲーション・インフォテイメントシステム「コマンド・オンライン」に新システムを導入する計画。年内にはメルセデスブランドのほぼ全てのモデルシリーズに導入する予定という。

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同紙によると、ダイムラーは、交通情報やオンラインサービスの強化に向けドイツテレコムと協力する。ドイツテレコムは通信インフラを提供するほか、欧州全域で移動通信やインターネットを利用できるSIMカード(ICチップ)を供給する。同カードは欧州の自動車事故自動通報システム「eコール」にも使用できる。ただし、ダイムラーはSIMカードを使わずにスマートフォンを介してコマンド・オンラインに接続する従来方式も引き続き利用できるようにする。通信モジュールは独自動車用通信機器メーカーのパイカーが供給。リアルタイムの交通情報は、蘭ナビゲーション機器大手のトムトムが提供する。

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