プレス機械世界最大手の独シューラーは2月26日、ドイツの自動車メーカーから旧式のプレスラインを最新式に改装するレトロフィット・プロジェクトを受注したと発表した。改装するのは1998年から使用している二つのプレスラインで、受注規模は1,800万ユーロに達するという。サービス事業の受注としては過去最大となる。
\シューラーがレトロフィットするのは、南ドイツにある2つの自動車工場のコンパクト・クロスバー・プレスラインで、電子制御のトランスファー装置を導入するほか、ブランクローダーとドローイングクッションのオーバーホール作業、電子部品や機械部品も最新のものと交換する。
\一つ目のラインのレトロフィット作業は今年末から開始し、来年半ばまでに完了させる。その後、二つ目のラインの作業に取りかかる予定。シューラーの担当者によると、プレスラインをレトロフィットすることによって生産効率が高まると同時に、エネルギー効率も大きく改善するという。
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