独高級車大手のBMWは19日の2012年通期決算報告会で、2013年は昨年の最高記録をさらに上回る販売台数を見込んでいると明らかにした。ただし、新技術や新モデルの開発コスト、生産能力の拡大に向けた投資負担が大きく、税引き前利益は2012年と同じ水準にとどまると見込んでいる。
\2012年通期の売上高は前年比11.7%増の約770億ユーロに拡大した。自動車販売が好調で、グループ(BMW、MINI、ロールスロイス)販売は10.6%増の約184万5,000台に伸びた。同社は2016年に販売台数で200万台の達成を目指しているが、年内にも実現する可能性があるとの見方もある。営業利益(EBIT)は3.5%増の83億ユーロ、税引き前利益は78億ユーロだった。
\同社は2014年末までに25モデルを市場投入する計画。このうち年内に11モデルを発売する計画で、25モデルのうち10モデルは先行モデルがない新モデルになるという。
\11月に発売予定の電気自動車「i3」は9月のフランクフルト国際モーターショー(IAA)で発表する予定。同モデルはすでに数百台の予約を受け付けているという。
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