仏自動車工業会(CCFA)が2日発表した3月の乗用車新車登録は16万5,244台となり前年同月を16.4%下回った。1~3月の累計は14.7%減の43万3,297台だった。CCFAは販売の回復は下半期からしか見込めないと予想しており、2013年通期の登録台数が前年を少なくとも5%下回るとの見通しを改めて示した。
\3月の登録台数をメーカー別に見ると、仏最大手のPSAプジョー・シトロエンは23.6%減の4万5,494台と大幅に後退。プジョーブランドは19.3%減の2万5,920台、シトロエンも28.6%減の1万9,574台となった。ルノーグループは8.3%減の3万9,416台とPSAに比べ小幅の減少にとどまった。ダチアが29.3%増の6,752台と好調だったためで、ルノーブランド単独では13.5%減の3万2,664台だった。
\国外メーカーでは、フォルクスワーゲン(VW)グループが19.0%減の2万1,904台。日本勢はトヨタグループが0.6%減の6,599台、日産グループは10.6%減の7,046台だった。現代グループは8.6%増の6,367台。特に現代ブランドが15.8%増の3,209台と好調で、起亜も2.2%増の3,158台を確保した。
\3月は復活祭(イースター)の祝日の関係で営業日が少なかったことも影響した。祝日を調整した変動率でも2月が前年同月比12.5%減、1~3月は前年同期比12.0%減に低迷したという。
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