ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2013年3月の乗用車新車登録は28万1,184台となり、前年同月に比べ17.1%減少した。1~3月の累計は前年同期比12.9%減の67万3,957台だった。
\独自動車工業会(VDA)のマティアス・ヴィスマン会長は3月の大幅な落ち込みについて、復活祭(イースター)の祝日のため営業日が昨年同月に比べ2日少なかったとしながらも、欧州の厳しい景気環境がドイツの乗用車市場にも影響を与えている、との見解を示した。ただし、ドイツ経済の先行き見通しが安定していることから、第2四半期には市場が回復に向かうとの見通しも示している。
\3月の新車登録をブランド別に見ると、最大手のフォルクスワーゲン(VW)は21.2%減の5万7,205台と大幅に後退。ドイツ勢はアウディが9.7%減、BMWも11.4%減となるなどいずれも前年実績を下回った。国外ブランドでは、セアトが20.2%増、ランドローバーが15.6%増と2ケタの伸びを示した。日本勢はホンダが0.2%減と微減にとどまったが、その他は2ケタの減少となった。
\ \■ 3月の輸出台数は9%減
\ \独自動車工業会(VDA)によると、3月の輸出台数は前年同月比9%減の36万7,200台に減少した。国外からの受注台数は1%減にとどまり、前年の高水準を僅かに下回ったとしている。国外では特に米国市場でドイツ車の販売が好調という。
\3月の国内生産台数は13%減の47万4,900台。1~3月の累計は11%減の133万1,700台となっている。
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