仏ルノーと日産自動車のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は3月27日、中国での現地生産計画について、中国政府の最終認可を待っている状態であることを明らかにした。
\ルノーは昨年、中国の同業、東風汽車と合弁事業の枠組み合意に調印した。関係筋によると、合弁事業では電気自動車(EV)やスポーツ用多目的車(SUV)などの共同生産が計画されており、年間生産能力は20万~30万台となる見通しだ。
\ゴーンCEOはニューヨーク自動車ショーで、合弁プロジェクトの準備がすべて整っていることを明らかにしたうえで、「年末までに何らかの動きがあると言っても差し支えないと思う」と述べ、2014~16年の間に生産を開始できるとの見方を示した。
\ルノーは中国市場でライバルの欧州自動車メーカーに後れを取っており、現地生産の開始でシェア拡大を目指している。12年の中国での販売台数はルノーが前年比22%増の2万9,724台。一方、独フォルクスワーゲンは同20.2%増の253万台で大きく引き離している。
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