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2013/4/5

企業情報 - 自動車メーカー

ダイムラー、福建省にLCVの開発センターを開設

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは3月28日、メルセデスベンツの軽商用車(LCV)の開発センターを福建省に開設した。2年の工期と建設費約6、000万ユーロを投じて完成させた。LCV部門としてはドイツ国外で初めての開発センターとな […]

独自動車大手のダイムラーは3月28日、メルセデスベンツの軽商用車(LCV)の開発センターを福建省に開設した。2年の工期と建設費約6、000万ユーロを投じて完成させた。LCV部門としてはドイツ国外で初めての開発センターとなる。同部門は主に「スプリンター」、「ヴィトー」、「ビアノ」などの商用バンを生産している。

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新開発センターは福建省の福州市青口鎮にあるダイムラーのLCV工場(福建ベンツ)に隣接する場所に開設され、構造計算センター、プロトタイプ生産やテストコースなどさまざまな施設を備えている。開発センターの総床面積は約11,000平方メートル。また、テストコースは53,000平方メートルの広さがあり、1周1.4kmのサーキットのほか、悪路、急こう配路、冠水路などの試験場を備えている。さらに、新開発センターの一部(約8、、000平方メートル)はハイテク産業団地にあり、福建Benzの電磁波試験(EMV)、排気ガス試験、エンジン回転試験などの設備を利用することができる。

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福建ベンツ(Fujian Daimler Automotive Co.Ltd.)は2007年10月にメルセデスベンツのLCVを生産する目的で、ダイムラー、福建省汽車工業集団(FJMG)、台湾の中華汽車(CMC)の3社によって設立された。

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