独自動車部品大手シェフラーは3月22日、エンジニアリングサービスを手がけるIFT Ingenieurgesellschaft Triebwerkstechnik(IFT)を7月1日付けで完全子会社化すると発表した。出資比率を現在の49%から100%に引き上げる。将来的には子会社のシェフラー・エンジニアリングに統合する方針だ。
\IFTは自動車メーカーや部品メーカー、潤滑油メーカーにエンジニアリングサービスを提供するほか、自動車と二輪車の試験サービスも行っている。2012年の売上高は900万ユーロだった。シェフラーの完全子会社となった後も、独クラウスタール=ツェラーフェルトの本社工場の従業員69人の雇用は維持される。
\シェフラーは、ころがり軸受、すべり軸受、リニア製品、ダイレクトドライブ製品を手がけ、エンジン、トランスミッション、シャーシなどに使用される高精密部品とシステムの自動車産業向けサプライヤー。世界約50カ国に180の拠点を持ち、従業員数は約7万6,000人。12年の売上高は111億ユーロだった。
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