独自動車内装部品メーカーのF.S.フェーラー・オートモーティブは、2014年末にドイツ国内のキッツィンゲンとライプチヒの2工場を閉鎖する。ドイツの自動車メーカーが生産の国外移管を加速しており、同社の国内工場の稼働率が低下していることが背景にある。特に、同社最大で最も古い生産拠点であるキッツィンゲンの本社工場は固定費が最も高く、近代化するには多大な投資が必要であることも閉鎖の理由となっている。本社機能はキッツィンゲンに残るものの、管理部門を含め約500人の従業員が解雇される見通しという。今後、ドイツ国内の工場はブラウンシュバイグとバッカースドルフのみとなる。
\同社の従業員は現在、約4100人。昨年の売上高は4億7000万ユーロだった。ドイツのほか、チェコ、ハンガリー、アメリカ、中国、インド、南アフリカに拠点がある。
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