独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、フランスのボルドーで法人向けカーシェアリングサービスのデジタル認証システムの実証試験を開始した。小規模・中堅企業を対象にした電気自動車(EV)の共有利用サービスで、スマートフォンを使ってドライバーを認証し、ドアやエンジンのロックを解除するシステムを試験する。同プロジェクトには、電気自動車用充電設備メーカーの仏EVTRONICなども参加している。
\同システムでは、ドライバーが車両の予約を入れるとスマートフォンに車両の場所や認証に必要なデータが送信されてくる。フロントガラスに設置された近距離無線通信(NFC)技術を使った読み取り機にスマートフォンを近づけると認証が行われ、ドアとエンジンのロックが解除される。スマートフォンはナビゲーション機能も持ち、予約した車の場所などを容易に見つけることができる。
\また、同様の仕組みで最寄りの充電スタンドを検索・予約できるほか、NFC技術の認証システムにより充電することもできる。スマートフォンが電話、自動車のキー、ナビゲーションなどさまざまな機能を持ち、必要な時にすぐにサービスを利用できる柔軟性を特徴としている。
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