寿命を迎えた電気自動車(EV)のバッテリーの二次利用に関する研究プロジェクトがこのほど英国で始まった。高い残存性能を持つ使用済みEVバッテリーを住宅用の蓄電システムに利用するもので、資源の有効活用につながるとして注目されている。
\プロジェクトは、ゲーツヘッド・カレッジ傘下のゼロカーボン・フューチャーズの委託によりエネルギーコンサルティング会社tadeaが実施する。ゲーツヘッド・カレッジのR&Dテクノロジーセンター内に風力発電や太陽光発電による電力をEVバッテリーに蓄電するシステムを備えたデモ施設を設置し、半年から1年間にわたって蓄電システムの実用性を検証する。
\ゼロカーボン・フューチャーズのコリン社長は、「英国は代替エネルギーによる発電に移行しつつあり、しっかりとしたエネルギー貯蔵ソリューションの必要性が高まっている。私たちはEVバッテリーが将来、グリーンエネルギー貯蔵のソリューションの一翼を担うと信じている」と語っている。
\