ドイツの環境問題独立研究所(UfU)はこのほど、燃料電池車や水素燃料供給スタンドに関するアンケート調査を実施した。これによると、技術面に不安を持つ人は少ない一方、価格や水素供給スタンドの整備を懸念する人が多いことが分かった。
\技術面では監査機関のテュフや陸運局などに対する信頼が高く、「(これらの機関から認可を受けて販売される)市販車であれば安全だと思う」と回答した人は全体の89%にのぼった。水素燃料ステーションの近くに住むことに抵抗があるとする人も少なく、リスクは従来のガソリンスタンドと同じ程度であると考える人が多かった。
\これに対し、水素燃料スタンドが近い将来、十分に整備されるかどうか、また、燃料電池車が手頃な価格で購入できるようになるかに対しては懐疑的な人が多かった。
\今回の調査は、政府機関のNOW(ドイツ水素・燃料電池国家組織)のプロジェクト「HyTrust」の一環としてドイツの市民2,500人以上にアンケートした。
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