オーディオ機器大手の米ハーマン・インターナショナルは10日、先進運転支援システム（ADAS）向けのアプリ開発を手がけるイスラエルのアイオンロードを買収したと発表した。ハーマンは、自社のインフォテイメントプラットフォームに同社の技術を統合することで機能強化を図る。買収価格など詳細は公表していない。
\アイオンロードは同名のスマートフォンアプリ「iOnRoad Augmented Reality」をリリースしている。同アプリは、スマートフォンのカメラを利用して車体前方の車両との間隔や速度を計算し、衝突まで数秒内の危険範囲に入るとアラーム音や画面上で警告する。また、アンドロイドやiOS、ウィンドウズ、リナックスなど複数の基本ソフト（OS）に対応している。ハーマンによると、同アプリのダウンロード数はすでに百万件以上に達するという。
\ハーマンは同アプリを今後もスマートフォン用アプリとして提供するとともに、自社の複数のインフォテイメントシステムに組み込む計画だ。
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