独自動車部品大手のコンティネンタルは12日、ドイツ南東部のローディングで次世代の高圧燃料ポンプの生産を開始したと発表した。このポンプは燃料直噴ガソリンエンジン向けで、コンティネンタルは生産開始に向けて総額3,000万ユーロを投資した。
\同ポンプの圧力は200バール。高圧力で燃料を噴射すると粒子が細かくなり表面積が増えるため燃焼しやすくなる。これにより燃費改善、二酸化炭素(CO2)および粒子状物質の削減効果が高くなる。同社は来年には直噴ディーゼルエンジン向けの新型高圧ポンプの量産も開始する計画という。
\ローディングは約3年前から、高圧ポンプの中核生産拠点となっている。製品開発部門と連携しながら、例えばディーゼルエンジン用ポンプとガソリンエンジン用ポンプの生産の相乗効果を研究するなど、効率の良い生産工程を開発し、世界の工場に導入しているという。同工場の従業員数は約630人という。
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