英エンジニアリング大手GKNは19日、上海汽車集団傘下の自動車部品メーカー、華域汽車系統(HASCO)との合弁事業を大幅に拡大すると発表した。全輪駆動(AWD)システムの生産拡大が狙いで、上海にあるGKNドライブラインのAWDシステムの工場は合弁事業に統合する。
\GKNとHASCOの合弁会社である上海GKNドライブシャフト(SDS)は1988年に設立された中国最大のドライブシャフトメーカーで、8カ所に工場を構える。GKNドライブラインの上海工場を統合することにより、SDSのラインナップにはAWDと電気駆動のコンポーネンツおよびシステムが加わり、GKNドライブラインのラインナップをすべてカバーすることになる。なお、SDSは事業拡大に伴い社名を上海GKN華域ドライブラインシステムズに変更する。
\GKNオートモーティブのスミス最高経営責任者(CEO)は今回の決定について、「急速な成長を遂げる中国のSUVおよびAWD市場におけるビジネスを加速させるための重要な基盤となる」とコメントした。
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