ブリヂストンは4月29日、欧州で空気圧不足あるいは摩耗したタイヤを装着して走行しているドライバーの数が2012年に前年から25％増加したとの調査結果を明らかにした。
\同社によると、2万8,000件を超える無料タイヤ点検を実施した結果、空気圧不足のタイヤを装着していた車両の割合は前年の63％から78％に、安全基準を満たさない摩耗したタイヤを装着していた車両の割合は20％から25％にそれぞれ上昇した。
\ブリヂストンは、安全基準を満たしていないタイヤを装着した車両が増えている理由として、欧州債務危機の影響による景気の低迷や燃料費の高騰、購買力の低下などがあると指摘。空気圧不足あるいは摩耗したタイヤで走行すると走行安定性が低下しハンドル操作に影響が出たり、制動距離が長くなるなど安全リスクが高まると警告し、月1回はタイヤの空気圧とトレッド面の点検を行うのが理想だとしている。
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