フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズが4月30日発表した2013年第1四半期(1~3月)決算は、営業利益が前期比27.3%減の7,630万ユーロ、純利益が同27.4%減の6,360万ユーロにそれぞれ減少した。欧州市場の低迷が重石となった。
\売上高は前期比13.3%減の3億3,310万ユーロだった。部門別売上高は、主力の乗用車向けタイヤが13.4%減の2億3,730万ユーロ、重機用タイヤが5.5%減の5,360万ユーロ、トラック用タイヤが12.4%減の1,110万ユーロ、小売部門のVianorは12.8%減の4,370万ユーロだった。また、地域別の売上高はロシア・CISが3.2%増となったものの、北欧は12%、その他の欧州は44.8%減、北米は7.4%それぞれ減少した。売上の地域別シェアは、ロシア・CISが51.8%、北欧が27.4%、その他の欧州が13.7%、北米が6.6%だった。
\ノキアンタイヤズは13年通期の地域別見通しについて、ロシアと北米で成長が見込める一方で、北欧と中東欧は横ばいになるとしており、売上高は前年並みか微増を見込んでいる。
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